ベーシックインカム
ベーシックインカムについて考えている。
以下は、webサイト「create転職」からの引用。
<ベーシックインカムとは?>
国民に対して政府が最低限の生活を送る為に必要な額の現金を
定期的に支給する政策で、国民配当/基本所得保障/最低生活保障
と呼ばれる場合もあります。[中略]その他の政策との大きな違いは、
「失業保険」「医療補助」「養育費・子育て支援」等の個別の名目
ではなく、保証を一元化して「国民生活の最低限度の収入
(ベーシックインカム)を補償する」ことが目的です。
例えば…
日本国民であれば、一人当たり月10万円を無条件で支給する、
という制度である。
この仕組みについては、賛否両論があるが、私は、メリットが
大きいと考えている。
大きなメリットの一つが、「雇用流動性の創出」である。
つまり、今勤めている組織を辞めて転職したり、起業したり、
フリーランスになったりが、今よりも自由にできるようになる。
だって、失敗しても最低限度の生活は保障されてる訳だから。
これって大きなメリットじゃないかなぁ。
教員になったけど、「オレ、教員向いてないかも?」
でも、「教員辞めたら食ってけないしなぁ」。
オレ、会社員だけど「教員ってやってみたい!」
でも「失敗したらどうしよう・・」。
こんなケース、意外に多い気がする。
もし、ベーシックインカムが導入されたら、いろいろ試せるよね。
そして、「この仕事、私/オレ、向いてるかも?」ってことに
巡り合える可能性が飛躍的に高まる。
結局、仕事って、お給料が高いとか低いとか、人間関係がどうとか、
いろいろ言うけれど、向いてるか向いてないかって要素が、
めっちゃ大事な気がする。
よく、「好きなことを仕事にしろ」「ワクワクすることをやれ」とか
いうけど、好きなことでも、仕事として結果が出なかったら、
つまり、お客さんに喜ばれず、クレームばかりだったら、
イヤになっちゃうんじゃないかなぁ。
逆に、あまり好きではないけれど、向いている仕事だったら、
お客さんから喜ばれ、プラスのフィードバックをいっぱい受け取って、
結果、好きになるんじゃないかなぁ、という気がする。
私は、大学でキャリア教育を担当しているが、
この「自分に向いているか、向いていないか」で仕事を決める、
という話は今までしてこなかった。
というか、その観点がなかった。
でも、本当はすごく重要な要素なんだ、と今さらながら気づいた。
そして、この「自分に向いているか、向いていないか」は、
実際にやってみて、初めてわかるものだと思う。
もちろん、いろんな自己分析のテストはあるけど、それはあくまで参考。
実際やってみたらわかる。っていうか、同僚の反応が教えてくれる。
何より、お客さんの反応を見れば一目瞭然だと思う。
向いてない、結果の全くでない、同僚からも疎んぜられるような場で、
だけど、食ってけないから辞められない。
これほど、つらい状況はないと思う。
ベーシックインカム、ぜひ、導入してほしい!