レジリエンス

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 レジリエンスとは,
困難で脅威を与える状況にもかかわらず,
うまく適応する過程や能力,
および適応の結果のことで,
精神的回復力とも訳される。(コトバンク

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 私も、かつての職場で、

かなりストレスフルな状況に置かれたことがある。

先輩から、今でいうハラスメントを受けていた。

個室に呼び出されて罵倒される。

提案書を出しても何度も書き直しを命じられる。

言われた通りにしても、また別の理由で書き直し。

会議では批判され続ける・・

三日間ぐらい全く寝られなくて、精神的にやばくなった。

休職するか退職するか。

決断を迫られた。

そのときは、精神科に通い、抗うつ剤と安定剤を飲んで

3ヵ月くらい耐え忍んだ。

上司に相談して、問題の先輩と一緒だったチームから

外してもらうことで、なんとか生き残った。

まぁ、こういうのって、実は多くの人が経験していたりする。

例えば、こういうとき必要なのがレジリエンス

精神的回復力。

逆境に耐える力、なんて言われることもある。

はっきり言って、世知辛い現代社会で生き抜くために

今、最も必要とされる力なんじゃないか、と思う。

「困難で脅威を与える状況」にあっても

生き残るために準備しておくこと。

差し当たり、思いつくのは次のようなことだ。

①体力、持久力の向上

いざというとき頼りになるのは、やはり体力。

そのために、日々の運動、スポーツジム通い等を

継続しておくことは大切だ。

精神力だけに頼るのは危険だ。

ポキッといったら、取り返しがつかない。

②心のお掃除(ネガティブをため込まない)

ネガティブなものの見方に囚われているとき、

自分一人で悩んでいると、

落ち込んだままになってしまう。

だから、まず、その悩みを自分の外に出す。

私は、今でも定期的にカウンセリングを受けて

悩みを聴いてもらう時間と空間を確保している。

③職場への適応

職場の仕事に精通して、得意分野が増えると、

ストレス自体はかなり軽減される。

新しい仕事を振られると、最初はストレスに晒されるが、

そうした状況はある程度、予測できたりする。

だから、職場がどんな状況になっても

ある程度適応できるように、常にアンテナをはって

学び続けておくことが大切である。

④精神的なゆとり

何事もなく、平和な状態のときは

気持ちをゆったりもって、日々を楽しむことである。

つらいとき、

「ここを乗り越えたら、またあの楽しい日常が待ってる」

と思えると、踏ん張りもききやすい。

 

以上、思いつくことを四つほどあげてみた。

今後どんな状況がきても大丈夫なように

日々、心掛けていきたいと思う。