抵抗

コーチングを学び、そして、実践している。

コーチングとは、簡単にいうと、

「(コーチが)コミュニケーションで

 相手(クライアント)に

 前進と結果を創り出すこと」だ。

前進と結果。

行動を起こして、望む結果を得る。

例えば、受験に合格する。

    転職、起業を成功させる。

    スポーツ大会で好成績をあげる。

    会社で昇進する。

    彼氏/彼女をつくる。

    結婚する。

コーチングとは、コーチとクライアントの

共同プロジェクトで、クライアントが上記の

ような結果を得るために、コーチがサポートする。

クライアントが行動を起こすとき、

コーチが一番気をつけないといけないのは

クライアントが調子に乗り始めたときだ。

クライアントは、

「このままの感じで進めると結果を得られそうだ」

となったとたん、「抵抗」を始めるから。

どういうことかというと・・

望む結果、欲しい結果なのに、手に入りそうになると、

人って「怖くなる」んです。

今までと違う世界に行きそう、やばい、って。

作用と反作用。

ある方向へひっぱると、

元にもどろうとする力が同時に働く、と考えてもいい。

例えば、結婚したがってた人が、いざ、

いい人ができて、結婚の話が具体化しそうになると

自分からその話をぶち壊しちゃう、みないなこと、

ありがちです、実は。

コーチからすると、

「えっ、望んでいたことですよね?!」

「何で抵抗するの?」

ってことなんだけど・・

私のかつてのコーチは、

コーチングの8割はクライアントの抵抗処理」

と言ってた。

そのくらい、クライアントの抵抗はよく起こるし、

そのせいで望む結果を得られない、こともよくある。

前進と結果を得るための、

能力、時間、お金、そしてコーチのサポートが

あってもなお、抵抗にやられてしまうのだ。

じゃあ、どうすればいいの?

ってことなんだけど・・

私のかつてのコーチはこう言ってた。

「次のように考えてみてください。

 望む結果を得られてもいい。

 得られなくてもいい。

 そして、得られるように(たんたんと)行動する」

ここの「得られなくてもいい」がポイント。

どっちでもいいんですよ。

結婚できてもできなくても。

ただ、望む方向に向かってたんたんと行動する。

もちろん、怖くなるときがある。

やばい、やめよう、と思うときある。

そういうときは、その怖さを味わって、手放す。

そして、最初はやるって決めたけど、

怖くなってやめてもいい。

怖いままやってもいい。

そして、やってみたけれど、結果を得られなくていい。

結果を得られたとしても、

「あっ、これ違う」って、すぐ手放してもいい。

これらは、一言でまとめると「許可」です。

自分に「許可」を出す。

やれてもいい。やれなくてもいい。

やってみて怖くなったらやめてもいい。やめなくてもいい。

ようするになんでもいいんです。

そして、行動し続ければ、必ず、

何らかの結果はついてきます。

それは、望んでいたこと以上の結果につながることもある。

それも「許可」する。

そんな感じで、

「あぁなってもいい」「こうなってもいい」

「あぁならなくてもいい」「こうならなくてもいい」

ってなったら、大丈夫。

「抵抗」はいつの間にか、消えてます。

だって、すべての可能に「許可」を出せたら、

「抵抗」そのものに意味がなくなるから。

以上、「コーチングは抵抗処理」というお話でした。